稲作

【2024年】自然稲作②催芽処理

 前回、温湯消毒から浸漬まで行いました。今回は「催芽」を行います。播種前の最後の仕上げですから手を抜かずにしっかりと行います。

催芽・食酢処理

 播種前のひと仕事「催芽処理」、最後の仕上げとして行います。同時に食酢処理を行い。温湯消毒で殺菌しきれない「褐条病菌」の数を激減させます。自然栽培での病害虫は発生してしまってからでは対処ができない為、このように予防、抑制として行う事が重要です。

 酸度4.2%穀物酢を50倍の希釈し投入します。

 ちょっと分かりにくいですが、胚が白く浮き出ていることが確認できます。今回浸漬温度が少し高くなってしまっていたので、催芽前に鳩胸になりかけている籾種もありました。浸漬時に置く場所も良く考えなければなりません。

催芽完了!

 25℃~30℃ぐらいで24時間浸漬して催芽を促します。今回は浸漬時間と温度の関係で24時間は長いと判断したためその半分の時間でストップする事にしました。このぐらいの鳩胸状態ならまあまあだと判断しました。浸漬・催芽を自動で管理する機械もあるそうで、とても便利そうだなと思いました。

まとめ

 催芽処理を行ったわけですが、今年は自家採取した籾種を使っています。反省点として「脱芒」をしっかりやっておけばよかったなと思いました。籾についている髭のような物が「芒」といわれる部分で中には連なっているものもあり、播種時に邪魔になりそうです。あと、籾種を選別する方法としてトオミで「風選」を行いましたが、充実した籾種として使うには不十分でした。次回は「塩水選」を行いたいと思います。次回はいよいよ「播種」です。

最後まで読んでいただきありがとうございました!