稲作

【2024年】自然稲作③播種

 催芽処理が終わりいよいよ播種を行います。芽出し作業の良し悪しで均一に発芽するかが決まり、8割方上手く行けば大丈夫だと思います。

育苗箱に土を詰める!

 まずは育苗箱に土を詰めていきます。僕は市販の田植え機用培土を使用していて、粒度は粗目です。使用している育苗箱は根が下に飛び出さないタイプですので、苗代に並べる前に箱の下に「根切りシート」を敷く必要がありません。

 土ならし板は余計な土を払う量を調整できるよう、板の上下で切れ目の量がちがいます。一度、木製でならし板を作ってみたのですが、厚みがありすぎで具合が悪く今は市販のプラスチック製にしています。

籾種の状態をチェックする!

 育苗箱に土を詰めおわりいよいよ播種に移ります。もう一度籾種の状態をチェックしてみます。

 一応「鳩胸状態」にはなっているようですが、少しバラツキがあります。芒も結構な量ついており、次回はきれいに取り除くようにしたいと思います。

播種開始!

 播種をはじめます。自然稲作では「薄く蒔く」が基本です。今年は自家採取した籾種なので、どんな状態になるか不明である為、多めに播種してみました。催芽を確認しているので、発芽しないという事はありません。

 今回はほとんど目分量になっています。箱まきのほかに苗代に播種する予定もあるので、多めに苗を用意できると思います。2.6aの水田なので、育苗箱7枚+予備1枚の播種を行いました。去年は少し足りなかった事も考慮していますので多分大丈夫だと思います。

育苗棚に設置する!

 自作の育苗棚に箱を並べていきます。自然の力で発芽させるのがベストなのですが、早めに田植えをしたいという事もあり、去年に引き続き「電気温床」を使います。たぶんなのですが、こんな方法を取っている人はあまりいないと思います(笑)

 この間作成した育苗棚です。雨よけと通気の効果があり役に立ってくれるでしょう。白いシートは水稲用の保温シートで被覆すると水分の蒸発をふせいでくれます。今回初めて導入してみました。このシートは水稲以外は使用できません。

まとめ

 この方法で水稲の育苗が安定して楽になりました。欠点は多い量を一度に育苗出来ないところです。ビニールハウスなどの設備があれば楽なのですが、そこまでの量が無いところが悩ましいところです。4年目の自然稲作ですが、以前は病気にやられたり、鹿に食害にあったりと一筋縄では済まないところが、農業の大変な所でもあり楽しいところでもあります。

最後まで読んでいただきありがとうございました!