3月も今日で最後となり、ここ何日か天気の日が続きました。凍り付いた畑もようやく溶け「のら仕事」が出来るようになりました。手始めに「畝」の修正を行います。
自然栽培で3年間使い続けた畝
3年も使い続けると、見ての通りほぼ平らとなってしまいました。生えている草の種類は肥沃な土地に目立つような草が増え、畑としてはほぼ出来上がっている感じです。まず、溝を切り直して畝に乗せます。機械を使ってやることも考えたのですが、思ったより溝の草が密集しているため上手く行かないと判断し、スコップを用い「溝切」を行う事にします。
溝の幅を決める!
田引縄をはり、それを目印にスコップで切り込みを入れ溝を切って行きます。幅は30㎝、コツを掴めば、さほど力を入れなくても作業が進みます。鍬で切る方法もあるのですが、鍬は振り上げ、振り下ろしで体への負担大きく使いどころを選びます。
土を畝に上げる!
畝の上には去年収穫した大豆を脱穀した残渣がおいてあります。畑に野菜を定植するのは2か月後ぐらいなので、土を被せておけばそれまでには分解すると思います。少し強引なやり方ですが大丈夫でしょう。写真一番奥は「炭素循環農法」の畝です。
この畝も作成して3年が経ちました。一番いいところはメンテナンスがほぼいらないところです。黒マルチが分解しなければ、10年は使えると思います。今年はオクラとミニトマトなどを定植する予定です。一つ気が付いたことなのですが、作付けする野菜が「水」を欲しがるような野菜は、多い水を嫌う糸状菌を用いる炭素循環農法に向かない事が分かりました。例えば「ナス」です。また、高畝のため上面までの水の吸い上げが悪く、作付けに向かない原因となります。
マルチの一部をめくると「小さい蟻」が群がっていました。目に見えて糸状菌はみあたらないのですが、このような状態でも野菜が良く育つのには驚くばかりです。
まとめ
草生栽培は、地温がなかなか上がらないという弱点がありますが、急激に温度上昇した場合、思いのほか「地熱」で野菜がダメージを受けるという事が軽減します。天候や気温、地温の状態で、畝を使い分ける事が良いと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!