稲作

春の田起こし

田んぼの残渣の分解を促す。

稲作の事始めということで田んぼの整備を行いました。いわゆる「田おこし」です。なぜ田おこしが必要かといいますと、稲わらなどの残渣が残ったまま水田化すると土中に「ガス」が発生してしまい。水稲の根にダメージを与えて生育が悪くなります。この田んぼが湧く状態をなくすには田おこしをして残渣を速やかに分解しなくてはなりません。

田おこしは春の一回だけでよい?

新規で水田化する場合、残渣がなければ1回の田おこしで良いと思いますが、前年に引き続き稲作をする場合は間違いなく残渣は残っているでしょう。田おこしは稲刈り後に「秋の田たおこし」を行い。冬を越し、春先暖かくなり始めて残渣が分解し始めた時にもう一度「春の田おこし」を行います。水田管理の手順は次の通りです。秋の田おこし→春の田おこし(場合によって2回)→荒代かき→仕上げ代かき→田植えとなります。

今年こそは収穫まで、

稲作は手のかかる作物ですが、秋たわわ実った稲穂を見ると感動を覚えます。実のところ稲作を自然稲作として再開して3年になるのですが、稲刈りまできちんとできていないのです。1年目は病気が発生してしまい。思ったように収量が得られませんでした。2年目は「鹿」の食害にあい、出穂後に水田を踏み荒らされてしまい。全滅してしまいました。今年3年目はきちんと収穫できる様に頑張りたいと思います。