じゃがいも栽培

収穫したジャガイモの謎?

 ジャガイモが収穫時期となりました。今年は3種類の品種を栽培しています。「ダンシャク」、「メークイン」、「デジマ」それぞれ、早生、中生、晩生となっています。デジマはまだ収穫には少し早いので今回はダンシャクとメークインの収穫を行いました。

ジャガイモは食糧として優秀!

 栽培期間が約4か月で収穫できるジャガイモは食糧として優秀だと思っています。「サツマイモ」は長野県の寒さで芋の越冬が難しく保存方法に手間がかかります。その点「ジャガイモ」は寒さで凍りつこうと、収穫した芋は翌年種芋として使うことができます。病気さえ発生しなければ毎年継続して栽培することが可能です。

収穫したばかりの芋はそのまま種芋にできる?

 越冬できるなら収穫してすぐに植え付ければ継続して栽培できるのではないか?と思いますよね?ところが収穫後の芋は芽が出ません。それは芋に「休眠期間」が存在するからです。休眠を解く方法は「寒さ」にさらすことです。

これはどうした事か?

 今年はダンシャクとメークインの種芋を購入しました。収穫した芋の調整をしている時に気がついたのですが、収穫したメークインに違和感が、、、なんと!芽が出ている??長いことジャガイモを栽培していますがこんなことは初めてです(-_-;)

 休眠を解かなくては芽が出ることはないはずなのに芽が出てしまっている、、、

 ダンシャクは芽が出ている物は一つも確認できませんでした。メークインもダンシャクも肌荒れがひどいです。これは土壌がアルカリ性で起きる現象ですが、「そうか病」の可能性もあります。畑は弱酸性PH6.5~6.0と土壌分析で調べてありますので、病気の可能性が高いです。ただ、食用とする分には問題はありません。

まとめ

 収穫した芋の芽吹きは近年の異常気象と関係があると思いましたが、別の品種で異常が見られなかった為、別に原因があるのでは?と推測しています。例えば品種に手が加えられているとも考えれます。芽が出てしまうということは来年種芋にするとして、出た芽を取り除かなければいけません。それが手間ということになれば毎年種芋を買うことになります。これは他の野菜で言えば「F1種」と同様です。食料や保存として優秀ですが「F1種」となってしまってはその優秀性は半分以下です。これはメーカーに確認してみる必要がありそうです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!