田植え前の確認
今年の水稲育苗は新規に被覆保温資材を導入しましたが、苗の生育が中途半端になってしまい、今後の生育が少し遅れると予想しています。良くなかった点として苗が徒長してしまったこと、原因として保温資材を取り除くタイミングが遅れてしまった。気候変動で霜害の心配をして、なかなか外せなかった。おかげで霜害には合わなかったのですが、結果として苗が伸びてしまった。田植え前に伸びた葉を鎌で刈り取りをしてからの田植えでした。
葉が伸びた弊害として葉に水滴が残り、原因で「いもち病」になってしまった部分も、、、
これは完全に「線香苗」です。茎が細く葉が伸び、根がほとんど張っていません。来年は籾種の選別から見直し、健全な苗を育てるよう心掛けたいと思います。
まとめ
今年は反省する点が多かったです。以下
- 風選での籾種の選別は不十分だった。 →塩水選を行う。
- 浸漬温度が高すぎたため催芽前に芽が出てしまった。 →積算温度の管理
- 被覆保温資材の取り扱いが良くなかった。 →被覆材を期間に応じて変える。
- 地上部の温度が高く、地下部の温度に目が行かなかった。 →地下部を温める対策
以上が来年の稲作で解決すべき項目です。稲の育苗を始める期間は寒さの影響もあり、低温で活発になる菌が影響する事があります。立ち枯れ病やムレ苗など慣行農法なら農薬で解決できる事がありますが、自然稲作は難しい事が多いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!