断根栽培

続・誰でもできる?特殊な育苗方法【定植編】

耐病苗を栽培する事を目的としてはじめました特殊な育苗方法、今回は定植です。正直なところ失敗するのではないかとハラハラしていましたが、心配をよそに想像以上にしっかりとした苗ができました。

定植前に苗をチェックする

双葉がしっかりしたものは生長がはやく立派な苗になりました。双葉がしおれてしまった物、葉を虫に食べられてしまったなどトラブルがありましたが、一応苗の形にはなりました。

根の張り具合は?

一番生長が良い苗をポットから出して根をチェックしています。思ったより根が出ていない事に気が付きました。しかし茎を差し込んだ状態からこのように根が張るのですから、植物の生命力は凄いですね‼

通常の苗と断根の苗の状態を比較

上の写真は通常栽培の苗です。葉の色に注目してください。薄い緑色をしています。

断根栽培の苗です。葉の色が通常栽培と比較して緑が濃い事がわかります。作物も生命の危機を感じると、何かしらの作用が働くことが分かります。人間も骨折をしてそこが治癒すると以前より丈夫になると聞きます。これが正にその状態ではないでしょうか?病気耐性にも期待ができそうです。

定植を行う

通常の定植と変わりませんが、定植後活着したあとの生長のスピードは苗の出来栄えによります。苗半作というように苗づくりは非常に重要です。育苗時は神経を使い気が張っていますが、苗を定植するとそれが解放されてホッとします。

まとめ

双葉の小さい苗は断根後しばらくしてからしおれてしまいました。しかし双葉の大きい苗はそれを維持する事ができ、その後の生長が著しく良かったです。良い双葉を出すには種の選別が重要です。見極めとして種に厚みがある事が条件です。自家採取の種は発芽率の問題もありますから、播種時に多めに種をまき苗の状態で選別するのが良いと思います。今後の生長の行方に期待したいです。

今回は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました‼