炭素循環農法

炭素循環農法でレタスを栽培!

炭素循環農法に取り組んで2年目になります。試験という事もあり実際にどんな感じなのか?畝の作りはこれで良いのか?色々と検証してきました。思い違いをしていたところもあり、修正を加えるなどして進めてきました。今年は本格的にやさいの作付けをしようと思い、「葉菜類」のレタス栽培にチャレンジしました。その過程を紹介します。

レタスの種まき

レタスの種はこのように薄く粒が小さく非常に播種しにくい種です。そのためコーティング種子が販売されています。僕は自然栽培がメインですのでなるべく自然に近い物を選んでいます。今回は写真の状態の種を播種しました。

種はすじ蒔きとして播種しました。レタスは「好光性種子」ですので覆土は薄くします。また全く覆土しない状態でも発芽します。ある程度生長したら仮植します。

レタスの仮植

レタスを仮植する為にペーパーポットを用意しました。セルポットを使う方法もありますが、根張を良くするためにあえてペーパーポットを使用しています。素材が紙なのでそのまま畑に放置しておいても自然に帰るので後処理が楽というメリットもあります。

仮植した直後です。まだ仮植するにはちょっと早かったです。あまり苗が小さいと掴みにくいので、そこそこの大きさにした方が良いです。ペーパーポットは72穴を使用しています。

定植直前のレタスです。思ったより順調に生育してくれたので安心しました。

レタスの定植

しっかりとした苗に育ってくれました。いよいよ定植となります。炭素循環農法でどのように育つのか楽しみです。

定植後日の様子です。ちょっと弱りかけているような、、、作物の根と糸状菌が結び着くまでしばらく時間がかかるのでここは我慢です。炭素循環農法の畝で植えきれなかった苗は、自然栽培の畝に定植しました。

定植数週間後

無事に糸状菌とレタスの根が結びついてくれたようでその後は順調に生育してくれました。

待ちに待った収穫!

全部同時に収穫かと思いきや、生育に時間差が出ていますね。いっぺんに収穫とはいきませんが、自給用なら収穫に時間差があったほうが良かったりします。

見た感じと触った感じで収穫時期と判断しました。スーパーで販売されているレタスと同等の大きさ(M)サイズ「縦9cm、横14cm」身の詰まり具合も十分です。

立派に育ってくれてよかったです。今後の目標として大量栽培にチャレンジします。

まとめ

レタス栽培の過程を紹介しました。レタスの育苗方法は祖父とレタス栽培をしていた頃に実践していた方法です。炭素循環農法を知った当初は半信半疑でしたが、こうやって実際に栽培できて改めてすごい農法だなと思いました。自然の中にある物でやさいが栽培できてしまう。自然環境を考慮した農業の一例として非常に評価しています。

ちなみにこのレタスは湯通ししてから食べました。味はスーパーで売っているレタスと比べ、青臭さがなく味がマイルドでした。これなら青臭いやさいが苦手な方でも食べられるのではないかと思っています。

大量に栽培ができた暁には希望者に配布も考えています。まずは知って貰う事から始めて行きたいと思っています。最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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