稲作

今年も来た!水田をうろつく厄介者

田植え開始早々、毎年頭を悩ませている「あいつ」がやってきたようです。代かき後、田植え前は姿を現さなかったので少し安心していたのですが、田植えを始めた途端に水田に入られてしまいました。おそらくどこからか覗いていたのでしょう。

田植え開始直後の水田の様子。1/3田植えが終わったところです。

何やら異変が、、、

3日後、水田を訪れてみると、ところどころ苗が抜かれているうえに、かじられた形跡が、しかしこんな小さい苗をかじるなんてありえない!野生動物は何をするか予測不能です。真剣にやってこのありさま、やり場のない怒りがこみ上げてきます。とりあえず緊急で対策を打たなければいけません。

電子爆音機の効果は?

去年購入した電子爆音機です。主に動物が嫌う、「高周波」を一定間隔で発生させる装置です。本当はプロパンガス式の爆音機を使いたいですが爆音がすさまじい為、近隣への配慮からこちらを選択しています。実際に使用してみた感想は、効果は薄いと感じています。最終手段は「電気柵」を考えています。

鹿が嫌うものは?

鹿が嫌うものとして、揺れる物、足に絡みつくもの、匂いなどがあります。緊急なので今回は「バルーン案山子」と「ピンクテープ」を選択しました。

市販のバルーン案山子に麦わら帽子と、Tシャツを着せました。弾ポールに括り付け、田んぼの畦に立てました。それにしても凄い形相の案山子です(笑)

このテープは目印として活用されているテープです。鉄パイプ柵に張り巡らせ、風で揺れるようにしました。

このように獣道にセットしました。ちょっと不安は残りますが、電気柵が到着するまでこれでしのぎます。

まとめ

広い土地ではないですが、獣はどこから侵入するかわかりませんし、行動も予測不能です。「くくり罠」などで捕獲して駆除してしまう方法もありますが、それは僕の主義に反しますのでやる事はないでしょう。どうやったら野生動物と共存できるのか?ひとつの研究テーマでもあります。この近辺には、シカ、カラス、トンビ、タカ、ハクビシン、イノシシ、タヌキ、キツネ、イタチ、クマなど野生動物であふれています。それだけ自然が豊かという証拠でしょう。彼らも人間の都市開発によって山を追われ人里に下りてきています。ある意味「被害者」なのですよ。