農業危機

持続可能な農業とは?

昨今、必要な「肥料」が高騰しています。燃料も高騰し日本の農業はこれから先どうなってしまうのか?食糧自給率も37%と低く輸入に頼っている部分が大きい事が分かります。食糧危機を歌われるなか、我々は「未来の農業」についてどのように考えて行けば良いのでしょうか?

肥料が手に入らない!

先ほど述べましたように肥料が高騰しています。まだお金を出して入手できればよいですが、お金を出しても入手できない事を想像したら、皆さんどう思われますか?農産物が生産できない=食事がまともにできない。最終的には餓死者が出てしまうかもしれません。

日本の食糧自給率はなぜ低い?

諸外国と比べ日本は水が豊かなため、農作物は良く育ちます。ではなぜ食糧自給率はひくいのでしょうか?まずは「輸入」に頼っている部分が見受けられます。安全性はともかく安ければ買いやすいという理由もあると思います。懸命に生産してくださっている。日本の農家さんも安い輸入品には太刀打ちできるわけもなく。儲けを少なくしても売らなくてはいけない。これが現状です。国はここを問題視しないのが理解できません。

農業技術が失われる。

輸入品の弊害として、若い世代の新規就農が減っているのも現状です。就農したが数年後は農業を離れてしまう。現役のJA職員さんからそのような悲痛なお話を聞きました。支援で補助金もでますがそれでも定着は難しいようです。結局若年層が農業をしないことになれば長年培ってきた農業技術継承も無くなってします。一度失われた技術はそう簡単には取り戻すことはできません。

個人農家が淘汰され、法人農業に移行する?

持続可能な農業ができなければ、これから日本の農業はどうなってしまうのか?個人農家も高齢化が進み、キッカケで農業を引退する事も考えられます。肥料高騰、燃料高騰により日本の農業はより持続できないものと考えています。解決の糸口として「法人化」という方法もありますが、、、

日本の畑は大規模農業に向かない。

日本の畑は山を切り開いた場所が多く、アメリカのような大規模農業に向いていません。北海道など土地面積が広大な場所であれば可能ですが、そういった土地は稀です。たとえ法人化したとしても、農業者は昔で言う「小作人」のようになるのでは?これでは個人農家とかわりはないですね。

安心安全な野菜を購入したい。

安心安全に疑問な輸入品農産物は購入したくないという方もいらっしゃると思います。現状スーパーに並んでいる物からそれを得るのは難しいでしょう。一つの手段として、信頼できる農家さんと契約して栽培してもらう。これなら安心安全の野菜が手にはいりますね。

家庭菜園のススメ

一番おススメしているのが「家庭菜園」です。これなら自分で栽培しているので間違いなく安心安全でしょう!有事があっても食糧を自分で生産できれば飢える事はありません。ただ栽培技術は学ぶ必要があります。これが苦でなければ家庭菜園をはじめましょう‼このサイトでは自分の体験談を交えながら、やさいの栽培方法を紹介しています。ぜひ参考にしてください。

まとめ

日本の農業は危機と言って良いでしょう。祖父と農業をしていた頃「減反政策」でお米を作らず、他の農作物を栽培する事で毎年補助金を得ていました。数年でそれも打ち切りとなり、そのころから日本農業の崩壊、食糧危機は初まっていたのでは?と今になって思います。食を奪われた国は滅亡すると言われていますが、まさにその通りだと思います。現状できる事は、可能であれば自分で食糧を生産して行くことが「持続可能な農業」だと思います。