果樹栽培をいつかやってみようと思っていました。自然栽培で知り合いになった方より偶然セミナーのお知らせをいただきました。ありがとうございました!植物ホルモン栽培で有名な道法さんの講習会です。これは願ったり叶ったりです。植物ホルモンを活用した栽培方法はすでに自然栽培の中に取り入れています。しかし野菜の葉や茎を垂直に縛り上げるという方法が思ったより大変だという事が分かりました(-_-;)その点果樹は手間が少ないです。
植物ホルモンとは?
植物が生長するにあたりホルモンを出し、それにより各部位の生長が促されるという物です。ジベレリン、サイトカイニン、オーキシン、それぞれ発芽、花、発根を司るホルモンで、活性を促すことで植物の生長を良くする事が植物ホルモン栽培です。動物も植物も細胞の構造はほぼ同じで、植物だけ細胞に葉緑体が存在している事が今回のセミナーで分かりました。たったそれだけの違いだけなんて驚きです(-_-;)
植物生長の情報は最新ではない?
道法さんのお話を聞いていて、果樹栽培にあたりアップデートされていない内容があるそうです。①土中微生物を増殖させても植物ホルモンは地上部の管理に影響する。②土を細かくすると細根(さいこん)が少なくなりエチレン活性が悪くなる。(エチレンは虫を抑える効果がある)③堆肥を使用すると分解過程でエチレンが多くなり発根を阻害する。④有機、化学肥料問わず施肥する事によりエチレンとアブシジン酸が作られなくなる。(アブシジン酸は多いと美味い!)
植物ホルモンを活性化させる剪定に挑戦!
午前中の座学後、午後は剪定前の桃畑をお借りして剪定の実技を行いました。道法さんがお手本で桃の木を一本剪定してみせてくれました。なるほど!と思いながら見ていたのですが、実際にできるのか?と頭のなかが疑問符だらけです(-_-;)コツは「Y」の字に仕立てて行くという事です。間違った所を剪定して桃が実らなかったら園主さんに申し訳ないなと思いながら、二人組で一本の木を仕立てて行きました。剪定の方法は何となくつかめた感じです。来年、桃が実ってくれる事を祈りつつ作業は終了です。ちなみに桃の品種は「黄金桃」だそうです。
まとめ
果樹に興味があり、縁があって道法さんの指導を受けられた事はとても運が良かったです。自分の住む地域は標高850mと奥山に相当する土地で冬の寒さは格別です。よって栽培できる果樹は寒さに強い物に限定されてしまいます。リンゴ、ブルーベーリー、キューウイは栽培可能とされています。去年比較的寒さに強いとされている月桂樹(ローリエ)の植え付けをしました。冬に枝が枯れ落ちてしまい、これはダメだったか!?と思っていましたが根の部分が生きていたため、翌年枝が伸び生長してくれました。防寒対策は重要という事がよく分かりました。
月桂樹の寒さ対策です。枝がまだ細いので全体的に覆うようにしてみました。来年どうなるかな?
後日、樹齢20年以上の「梅」の剪定を行いました。まだ不十分だと思いますが道法さん曰く適度に行うがよろしい。なのだそうです。
最後に、道法さんのセミナーの様子をお見せしたかったのですが、諸事情でNGという事なので掲載できませんでした。申し訳ありません。今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!